子供の知的好奇心を伸ばす親・伸ばさない親

>

運動有能感・自己肯定感・知的好奇心

こんな親子を見てしまった

ある晴れた秋の日曜日、多くの家族でにぎわう動物園でのことです。
オランウータンの柵の前では5・6歳の女の子が画版にスケッチブックを乗せて写生をしています。
ところが女の子は全然楽しそうではありません。
その理由は隣のお母さんにありそうです。
「そこはそんな形になっていないでしょう!」「何できちんと書けないの!!」目を三角にして厳しい指導をしています。
数カ月後に迫ったお受験のための特訓だったのかもしれません。
可愛い我が子を合格させたい、練習したら上手になったという経験を積ませたい、そんな愛情に裏打ちされた厳しさだったのかもしれません。
でも悲しそうな顔でクレヨンを動かしている彼女の知的好奇心は少なくともこの瞬間には伸びることはなく、むしろ芽を摘まれてしまったかもしれません。
知的好奇心は不安な気持ち、悲しい気持ちの時には育ちません。
安心できる状況、楽しい気持ちの時に大きく育っていきます。

運動有能感・自己肯定感・知的好奇心

知的好奇心は頭、つまり脳の成長に関わるものですが、実は身体、運動もその土台になっています。
重い物を持ちあげることができた、玄関の段差をジャンプできたなど、それまでできなかった動きができると、子供は外の世界に対する働きかけに自信を持ちます。
これを運動有能感といいます。
運動有能感は自分を認める心、つまり自己肯定感を高めます。

さらに自己肯定感が高まると「自分はできるようになる・わかるようになる」というポジティブな精神状態になり、知的好奇心につながっていきます。
運動はアウトドアで、知的活動はインドアでというイメージもありますが、子供の発達の観点から見ると運動と知的活動は相互に関係しているのです。
と言うことは、知的好奇心を伸ばそうとしてインドアで知育に特化するよりも、どんどん外に出て体を動かすようにした方が良いということですね。


TOPへ戻る